日々の様子をお伝えします

平ふくろう掲示板

防災授業

 3月11日の東日本大震災の5周年に合わせ小学部で防災授業を行いました。最初に全員で黙祷したあと、5・6年生が社会科でまとめた東日本大震災について調べたことを発表しました。
 その後、係の先生から「自分の身を守る」という視点でお話がありました。昨年度は一人でいる時やスーパー等にいる時に大地震があったらどうするか、学習しましたが、今回は津波について学習しました。
 気象庁で行った津波の模擬実験の様子を見て、児童たちはみんな驚き、津波の破壊力に圧倒されていました。「地震があったら海や河口には絶対に近づかない。」「高台に避難する。」学習が終わったあと、児童たちは強く肝に銘じていました。

   

「ももいろグラデーション」百瀬寿さんワークショップ

 3月11日(金) 画家の百瀬寿さんのワックショップがひらかれました。岩手県盛岡市から来ていただきました。グラデーションをテーマとして、絵の具のにじみや配列を工夫した作品を多数発表されています。ワークショップでは、百瀬さんの生い立ちや画家を生業としたいきさつ、作品作りへの思いなどを伺った後、作品作りが始まりました。素材は和紙と絵の具です。子供たち、保護者、教員それぞれに思い思いの色を塗ったり、重ねたり、ぼかしたり、感性のままに色の世界に没頭したワークショップでした。彩色した和紙を4×7の配置で並べて、どの組み合わせが良いか、みんなで考えて最終的な配置を決めました。組み合わせ次第で、ガラリと雰囲気が変わるおもしろさがあります。できあがった作品は、個の感性が溶け合った大変おもしろい作品になりました。今回のワークショップを通して、表現する楽しさを知った子どもたちでした。
 ワークショップを企画していただいた、いわき市立美術館の皆さん、そして百瀬寿さんに深く感謝いたします。ありがとうございました。

                                  
          
      百瀬 寿さん                       和紙を彩色しています。
          
お母さんと一緒に作品作りをしました。          和紙の配置を話し合っています。

                   
                   完成作品 題名はこれから決めます。

放課後子ども教室閉室式

 福島県の放課後支援事業で行っている今年度の平分校放課後子ども教室が3月10日で終了するため、閉室式を行いました。
 幼児児童から放課後子ども教室で楽しかったことの発表があった後、一年間お世話になった指導員の先生方からもお話しをいただきました。平分校の幼児児童はみんな放課後の子ども教室を楽しみにしていて、学校にいる時よりも目を輝かせ生き生きと活動していました。
 来年度は5月から実施する予定です。指導員の先生方ありがとうございました。

   

誕生会をしました

 幼稚部では、3月生まれの誕生会をしました。
 息の調節も上手になり、ろうそくの火を「ふう~~~」と長く一息で吹き消せるようになりました。3月生まれの幼児と、なにを作って食べたいか事前にやりとりをして決め、ホットケーキを作ることになりました。
 年齢に触れた場面では、自分の年齢と比べたり、自分は次の誕生日が来たらいくつになるのかなど、自分の経験に基づいたさまざまな話題が出てきました。
  
  
 お祝いする方もされる方も、みんな笑顔で元気な「おめでとう」が飛び交う楽しくておいしい誕生会になりました。
 このメンバーで誕生日をお祝いするのは最後になってしまいましたが、また一つ楽しい思い出が増えました。

ALT来校

 今年度最後のALT来校日でした。
 一年間お世話になったロジャー先生へ、子どもたちからプレゼントを渡しました。
幼稚部からは、ロジャー先生の似顔絵と、前回一緒に紙粘土でつくったドーナツのマグネット、小学部からは図工の授業にロジャー先生をモデルにして描いた似顔絵を渡しました。
  
  
 ロジャー先生とのかかわりは、外国の文化に触れたり英語の発音をきいたりするなど、子どもたちのにとってよい経験となりました。ロジャー先生、ありがとうございました!

リクエスト献立

 3月8日は、待ちに待った平分校のリクエスト献立の日でした。 
 給食を食べ始める前に、自分たちで話し合って決めたリクエスト献立の表を見返したことで、誰が考えた献立かを思い出したり、献立表と実際の献立を照らし合わして、会話が弾みました。
 中でもグラタンが大人気で、完食して担任の先生と喜びを分かち合っている様子も見られました。リクエスト献立を通して、自分たちで考えたり調べたり選択したりしたことが、食育にもつながりました。
  

幼稚部 おわかれ遠足

 幼稚部では、4日(金)に「海竜の里センター」へおわかれ遠足に行ってきました。
 風は少し冷たかったですが、外で元気よく体を動かして、たくさん遊んできました。幼稚部の幼児3人と保護者の方々、教員が参加してみんなで一緒に楽しい思い出をつくってきました。
 3人とも事前学習でおわかれ遠足に行くことを知ってから、「おべんとうがたのしみ」「あした えんそく!」と、この日をとても楽しみにしていました。
  
   みんなでドラゴンコースター!         みんなでおべんとう!
   「はやいよー!きゃー!!」    おやつの交換はじゃんけんで盛り上がりました。
   
     みんなで記念撮影。         みんなで握手。「ぎゅっぎゅっぎゅ」 

 約束を確認したあとは自由遊びの時間でしたが、子どもたち同士お互いの動きを意識する様子が見られ、「ぼく(わたし)は〇〇で遊びたいから〇〇にいこう。」と友達を誘ったり、友達からの誘いをうけて「いいよ。」「わたしは△△で遊びたいよ。」など自然なやりとりも生まれていました。
 まだまだ教師の仲介が必要な場面もありますが、自分の思いを相手に伝えることや、相手の考えを知りたいからこそ、きこうとする姿勢も育ってきていることから、子どもたち同士のかかわりも以前に比べ増えてきたと感じます。
 おわかれ遠足を通して、楽しい思い出ができました。

交流卒業生を送る会

 3月4日(金)にいわき市立草野小学校で「交流卒業生を送る会」が行われました。会ではそれぞれの校歌斉唱の後、5年生から6年生に贈る言葉があり、全学年によるふれあいタイムでゲームが行われました。6年生が主役のゲームはボール運びやジャンケンゲームがあり、みんなが盛り上がり楽しく過ごしました。
 その後、下級生全員から6年生にお祝いのメッセージが渡され、最後に鼓笛の引き継ぎが行われました。6年生として、最後の鼓笛演奏があり、それぞれの楽器や道具等が5年生に渡され、5年生が気持ちを込めて鼓笛の演奏をしました。
 このように、草野小学校と平分校の伝統はそれぞれ下級生に立派に引き継がれました。6年生のみなさん、ごくろうさまでした。

    

   

みみらんど学習会

 2月26日(金)に、みみらんど学習会「親子でたのしく発音教室」が開催されました。
 この学習会は、地域支援センターみみらんど・いわきが中心となって実施した学習会で、発音の基礎である声や息の出し方、口や唇、舌の動かし方を、親子で楽しみながら活動することをねらいとしています。
     
 校内と外部から参加者を募り、今回は4組の親子が参加してくれました。
 音楽にあわせて元気に声を出したり、紙風船を使ったイキ息レースでたくさん息を使ったりして、親子で楽しく活動しました。イキ息レースでは子ども部門、お母さん部門、親子部門に分かれ、それぞれがゴールを目指して白熱した戦いが繰り広げられました。
   
 楽しみながら口の動かし方や息の使い方を学ぶことのできた、笑顔あふれる学習会となりました。各家庭に戻ってからも親子で楽しめる遊びが、また一つ増えました。

第2回 聾学校平分校駅伝大会②

 それぞれが練習の成果を発揮して走りきった駅伝大会。表彰式で分校長先生からメダルと参加賞、講評をいただいたあとは、幼稚部の教室に全員が集まり、家から持参したおにぎりと手作りの豚汁で会食をしました。
 小学部の児童と教員が、野菜を切ったり味付けをしたりして手作りした豚汁は具だくさんで、栄養と愛情もたっぷりでとてもおいしく、子どもたちは友達や先生との会話を楽しみながら、たくさんおかわりをして食べていました。
  
  
 学年の枠を越えた子どもたち同士の自然なかかわりが見られるのは、平分校のよいところの一つです。駅伝大会を通して、さらに絆が深まりました。