日々の様子をお伝えします

日々の授業(小学部5年算数)

小学部5年生の算数の授業です。聾学校でも、通常の小中学校と同じ教科書を使って授業が行われています。しかし、そこは聾学校なので、どんな授業でも言葉を非常に大切に扱って日々の授業が行われています。
 この授業は「直方体や立方体のかさの表し方を考えよう」という算数の授業です。
先生と活発にやりとりしながら授業が進みます。注目して欲しいのが黒板です。耳からの情報だけでは大切なことが流れてしまうことがあるため、授業の中で押さえて欲しいキーワードが囲み枠のなかにしっかり書かれています。書き方もチョークの色を変えたり、囲み文字にしたりして、押さえて欲しい言葉が一目瞭然です。
また、黒板の下側には沢山の短冊がぶら下がっていますね。これは、授業の中で取り上げた言葉が書かれた短冊です。一度の授業だけでは定着が難しい場合は、いつでも確認できるようにする工夫です。聾学校ならではの言葉を大切に扱う授業です。