日々の様子をお伝えします

春の交流大運動会

 いよいよ今週末は草野小学校と「春の交流大運動会」です。本番まであと五日になり、練習も熱をおびてきました。それぞれの学年競技に加えて、開閉会式や応援合戦など全校児童で行うものもあります。そのため、忙しい毎日をおくっています。
 さて、聾学校の児童にとって、校庭で行われる運動会は、聞こえのコンディションがあまり良いとは言えません。特に、この時期、草野地区は風が強く、放送の音が風に流されたり、補聴器や人工内耳に風切り音がまざり、なかなか先生の指示を聞き取るのは難しい状況です。そこで、開閉会式では手話通訳をつけて、小学校の先生の話が伝わるようにしています。学年の競技では、集団の動きを見て理解できることも多いですが、競技の細かなルールや注意事項など、その場で理解が難しい時もあります。練習の後にそれぞれの児童の実態に合わせて確認が欠かせません。運動会は、普通小学校の学習のスピードを体験する貴重な機会であり、情報をどう拾っていくか試される機会でもあります。いつも以上に、神経を使わなければならない毎日ですが、あともう少し、体調を整えて本番に力が出せるよう、頑張ってほしいです。

       
借り物競争の説明を聞いています。         練習の合間に、ちょっと息抜き