日々の様子をお伝えします

2015年5月の記事一覧

ALT のロジャーさんと勉強しました。

 5月28日(木)にALTの先生による英語の授業が行われました。
 聾学校でも、普通小学校と同じように、5年生と6年生で週1時間の外国語活動の時間があります。その他の学年と幼稚部は、月に一度、ALTのロジャー先生と遊んだり、給食を食べたり、英語でいろんなことを教えてもらったりしています。どの子もロジャー先生との勉強を楽しみにしていて、今回も大変楽しい時間を過ごすことができました。

 聾学校の英語というと「発音は大丈夫かな?」「ききとれるのかな?」と心配がありますが、聴くという面では日頃の勉強と全く同じです。「なんて言ったの?」と耳をそばだててロジャー先生のお話をきいていますよ。そしてまねようと頑張っています。ロジャー先生も分かりにくいときは絵に描いたり、カタカナを書いたり、いろいろと工夫してくださいます。英語に親しみながら、ロジャー先生と楽しい時間を過ごすことができました。

   


 

平成27年度 後援会総会が開催されました

  聾学校平分校の応接室にて平成27年度後援会総会が開催されました。会員の皆様におかれましてはご多忙の中、総会に出席していただきまして、まことにありがとうございました。
 分校長からは、学校行事や交流している小学校、保育園との交流の様子や、後援会の皆様からお預かりした会費の使用用途などについて、パワーポイントで紹介がありました。会員の皆様は笑顔を浮かべられ、時折拍手がわき起こるなど、和やかな雰囲気の中で見入っていらっしゃいました。
 
 今年度の後援会総会も、活発な意見の飛び交う、会員の皆様の熱い思いが込められた
総会となりました。本当にありがとうございました。
 会員の皆様からいただいた会費は教育活動の充実に向け、大切に使わせていただきます。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。 

田植えを行いました。


 5年生の児童は、交流及び共同学習を行っている小学校の田植えに参加しました。
ぬるぬるした田んぼの中に入って、足をとられながらも、一本一本大切に苗を植える経験をしました。この苗は餅米の苗で、秋の「交流秋祭り」では収穫した米で餅つきをして食べることになっています。
 社会科の授業では農業について学習することになっており、この経験が様々な学習にも生きてきます。

  

聾学校の掲示(ことばを豊かに!)

 聾学校での言語指導は、日々の学習の中で特に力を入れている分野です。平分校の校舎の中を歩くと、そこかしこに「子どもたちのことばを豊かにしよう」という気概あふれる掲示物があります。それらを見ると、聾学校でどのように言葉を扱い、子どもたちにことばの習得を促しているか見えてくると思います。

 


 

 上の写真は、子どもたちに人気の妖怪を題材にした掲示物です。「妖怪にはことばのなぞがかくされているので~す」とあります。聾学校のみんなに知って欲しい言葉だらけなので、勉強してねという先生の思いが伝わってきますね。
 「さむがり」の絵を見てみましょう。妖怪を説明する穴あき文になっています。子どもたちは、穴にどんな言葉が入るのか考えます。さらに「さむがりってどんなひと?」との問いかけに、付箋をはってやりとりします。「さむがり」を的確に説明している付箋もあれば、こんな言葉の理解だったんだ!とおもわず頭をひねってしまうものもあります。 付箋ひとつひとつに赤ペンでさらに思考をうながすコメントが書かれています。
 言葉を注入するのではなく、自分で考えて「あー!そういうことなのね」と納得してことばを学んで欲しいという先生の願いあふれる掲示物です。

交流春の大運動会

 5月17日(日)に草野小学校と合同で「交流春の大運動会」が行われました。土曜日はあいにくの雨となり翌日に順延になりましたが、運動会当日は晴天となり盛大に運動会が実施されました。連休明けから本格的な練習が始まり、平分校と草野小学校を行き来する生活が続いていました。本番では、そうした練習の成果を出し切り、力一杯がんばる児童の姿が見られました。また、草野小学校の児童とも交流を深めた運動会でした。

    
 鼓笛演奏(6年生)フラッグで参加       だるまはこび(1・2年生)

    
80m走(3年生)2位入賞しました    入場行進 1年生はプラカード保持者になりました。

本校の運動会は地元の小学校と共同開催です。健聴児の中で活動することで、自分のコミュニケーション能力がどの程度通用するのか試すチャンスになります。団体種目の勝ち負けに一喜一憂したり、運動会の係活動を草野小学校の児童と協力して頑張ったりするなかで、同年齢の友達とわかり合う経験を積むことができた運動会でした。