7月28日に、県内の聴覚支援学校本分校をリモートでつないで、地域支援センター特別支援教育研修会が行われました。
講師は筑波技術大学障害者高等教育研究支援センター准教授 脇中起余子先生で、『「聴覚障害児に多い認知特性と「学習言語」「9歳の壁」』のテーマのもと、ご講演いただきました。平校職員の他、いわき市内の先生にもご参加いただき、地域の先生方と共に学ぶ機会となりました。
平校経営・運営ビジョンとの関連【Ⅲ センター的機能の充実】

7月19日(土)に「先輩の話を聞こう」のテ-マで第2回お話サロンを行いました。
昨年に引き続き、平校幼稚部を卒業して現在は県内外のスク-ルカウンセラーやがんぷ村株式会社を経営されている新妻唯昭さんを講師にお招きしました。当日は、乳幼児教育相談や平校に在籍している児童の保護者、平校教員など約15名が参加しました。新妻さんからは、「自己理解や自己認識が自分を活かすことにつながる」「聞こえる、聞こえないに関係なく、日記を書くことややりたいことはすぐやることが自己理解や自己理解を高める」など、具体的な方法についてお話しをいただきました。また、参加者からの質問にも丁寧にお答えいただき、参加者全員が自分自身について考える時間となりました。本当にありがとうございました。
参加者の皆さんからの感想やご意見を活かし、今後もみなさんと「つながる」ことを大切にしながら平校について発信していきたいと思います。
平校経営・運営ビジョンとの関連【Ⅲ センター的機能の充実】

平校では毎年、補聴器や人工内耳のメーカーさんをお招きして扱い方や学校生活における注意点などを学んで、指導に生かしています。昨年度は、メドエルジャパン株式会社、今年度は株式会社日本コクレアから講師をお招きして人工内耳研修会を行いました。
今回は、平校の職員の他に保護者や地域の先生方も参加しての開催でした。基本的な人工内耳の仕組みや最新機種についての説明を受けた他、実際に人工内耳の聞こえの状態をイヤホンで確認する体験したり、防水カバーの扱い方を練習したりなど、実技も交えた内容でした。
「静電気が心配なんだけれど・・・。」「旅行に行くときに気を付けることは?」など、参加者から出た質問にも丁寧に応えていただき充実した研修会となりました。
平校経営・運営ビジョンとの関連
【Ⅰ―3 一人一人の実態を踏まえた言語力の育成(研修)】
【Ⅲ センター的機能の充実(研修)】
7月19(土)に令和7年度浜通り地区聴覚障がい児を持つ親の会を実施し、みみちゃん教室に通っているお子さんや地域の学校に通っているお子さんとそのご家族、平校児童や卒業生とそのご家族などが平校に集まりました。
今回の内容は、福島県聴覚障害者協会青年部のみなさんによるレクリエーションで、未就学児のグループは絵本の読み聞かせやそれにちなんだ制作、小学生以上のグループは、伝言ゲーム、〇×クイズなどを行いました。
夏休み初日のとても暑い日でしたが、活動を通して参加者の交流を図ることができました。
平校経営・運営ビジョンとの関連【Ⅲ センター的機能の充実】

7月17日、福島県特別支援教育センター主任指導主事 中村里永子先生を招聘して校内研修会を行いました。中村主任指導主事には、授業参観を通して、言葉の取り上げ方や授業の組み立て方などについて具体的な助言をいただきました。
また平校の教育課程における教科指導の在り方やカリキュラムマネジメントについても数多くのご指導をいただきました。
研修会を通して得た学びを個々に応じた授業、そして子どもたちが学びを深めることができる授業づくりに生かしていきたいと思います。
平校経営・運営ビジョンとの関連
【Ⅰ―3 一人一人の実態を踏まえた言語力の育成(2・3研修)】

7月4日(金)は幼稚部の本分校交流でした。事前に本校や福島校、会津校のお友達や先生方とオンラインでビンゴゲームをしたり、飼っている虫を紹介し合ったりして当日を楽しみにしていました。初めての場所で少しドキドキしましたが、写真カードや画面で見ていた先生と、広いプールや劇遊びで思い切り遊び、大満足の一日でした。担任から離れて本校の先生とやりとりをして一番楽しかったことを発表したり、活動を振り返って思い出の絵手紙を描いたり、1学期のまとめにふさわしい充実した活動となりました。幼稚部の本分校交流は年2回です。11月にまたみんなに会えるのが楽しみです。
平校経営・運営ビジョンとの関連
【Ⅰ―1 自立と社会参加に向けた指導の充実(3交流及び共同学習)】
【Ⅰ―2 主体的に思考する力と豊かな心の育成(3体験活動)】

7月14日(月)、いわき聴力障害者会から2名、全国手話通訳問題研究会福島支部いわき班から4名の皆さんを講師にお迎えし、手話による絵本の読み聞かせを行いました。初めての取り組みであったことから、お互いに自己紹介をした後、2つのグループに分かれて読み聞かせをしていただきました。
日本手話グループは、1年生の教科書にも載っている「おむすびころりん」のお話を見ました。きこえないおじいさんが登場し、穴の中から感じる振動を足で感じたり、穴の中にいるきこえないねずみとスマートフォンでやりとりしたりする場面に子どもたちは、「なるほど!」と言っていました。また、予定にはなかった「シンデレラ」のお話もしてくださいました。表情豊かでメリハリのある手話表現に子どもたちは見入っていました。
絵本グループは、講師が登場人物の動きを見せると、子どもたちがまねたり、手話で単語を表したりして楽しみました。絵本や講師の動きによく注目して参加していました。子どもたちにおなじみの「だるまさんが」「やさいさん」のほか、「きょうはこどもをたべてやる」というわにの絵本を取り上げていただきました。
平校経営・運営ビジョンとの関連
【Ⅰ-1 自立と社会参加に向けた指導の充実】(2 自立活動)
【Ⅰ-2 主体的に思考する力と豊かな心の育成】(2 読書)

今年は、11月にデフリンピックが日本にやってきます。平校の小学部はJヴィレッジで行われるサッカー競技を観戦する予定です。7月9日(火)の出前講座では、デフリンピックの歴史や参加条件、国際手話での挨拶や応援について、ろう講師と手話通訳者に教えてもらいました。外国語の学習で英語を学んでいることを発表したり、自分で調べたデフリンピックの競技種目をまとめたノートをろう講師に見せたりしました。来てくださったろう講師が平校の卒業生でもあったことから、子どもたちと一緒に校舎内を歩き、当時を振り返りながらお話を伺うこともできました。
平校経営・運営ビジョンとの関連
【Ⅰ-1 自立と社会参加に向けた指導の充実】(キャリア教育)

今年度はちょうど7月7日が平校の七夕お楽しみ会でした。小学部の児童が役割を分担し、幼稚部と合同で行いました。進行は1年生が担当しました。手話歌の動画を見ながら「たなばたさま」を歌ったり、一人ずつ短冊に書いた願い事を発表したりしました。また、幼稚部からのリクエストで「むっくりくまさん」鬼ごっこで体を動かしたり、小学部からの七夕○×クイズで頭を使ったり、楽しいひとときでした。特に○×クイズは、ブラックパネルシアターで見た「たなばたのおはなし」からの出題でしたが、悩んだり、友達につられたり・・・正解が発表される度に、「やったー!」「残念!」と盛り上がりました。
元気いっぱいのみんなの願いが、天にも届くといいですね。
平校運営・経営ビジョンとの関連
【Ⅰ―2 主体的に思考する力と豊かな心の育成(児童会活動)】

