日々の様子をお伝えします

2022年12月の記事一覧

「福島発のキュウリビズ 愛情込めてキュウリ栽培大作戦」④

 これまで、上記の事業に参加し、キュウリの観察や記録、レシピの考案や調理実習など、様々な学習を行ってきました。その学びの課程や観察記録、レシピについて、小学部全員で分担してまとめて提出し、11月4日(金)に開催されました審査会の結果、見事「(株)エフエム福島社長賞」をいただくことができました。

 結果を受け、12月20日(火)に福島市にあるJA福島ビルで開催された表彰式に、小学部の代表として1名が参加してきました。受賞した他の学校の友達や先生、主催者や来賓など、あわせて50名程の人数で行われました。学校以外で開催される表彰式という場の雰囲気に緊張しながらも、堂々と返事をしたり、ステージにあがったりして、小学部の代表として賞を受け取ることができました。

 自分たちで作ったものについて、他者の評価を受けて受賞できたことは、自分の頑張りを認めてもらうことの喜びや今後の学習への意欲につながったのではないかと思います。今後も子どもたちの活躍を期待しています。

 

スイートポテト屋さんオープン!

 幼稚部いるか・くじら組では毎年恒例のスイートポテト屋さんを開きました。

 幼稚部の畑でとれた巨大なさつまいもを使ってスイートポテトを作りました。

 卵を割って刷毛で塗りました。みんなで「よいしょ」「よいしょ」と運んでオーブンに入れました。

 

 お店屋さんオープンに向けてチケットを配りました。「スイートポテトです」「給食の後に来てください!」小学部のお友達や先生方も来てくれました。

「どれがいいですか?」「これください」「どうぞ!」とやりとりができました。

 

 仕上がったスイートポテトはとても甘かったです。苦手だったお友達も自分で作ったからおいしく食べることができました。「あまーい」「おいしーい」「パパとママに持って帰る!」とやりとりが弾みました。

クリスマスお楽しみ会

 12月16日(金)に幼稚部は総合活動、小学部は児童会活動で「クリスマスお楽しみ会をしました。会にはサンタさんとトナカイが登場し、一緒に手話も交えて歌を歌ったり楽器の演奏をしたりしました。みんなで一緒にツリーの飾り付けやハンカチ落としなどのゲームをし、楽しいひと時を過ごしました。

 また、サンタさんやトナカイに質問したりお話したりしました。幼稚部の子どもたちは、「どこから来たの?」「サンタさんは何にのってきたの?」と質問し、答えてもらうと「ありがとう。」と伝えることができました。小学部の児童は、事前に疑問に思ったことをipadで調べ、「アメリカとオーストラリアにもサンタさんはいるのか」など調べても分からなかった内容について、質問をしました。その際、「ぼくは〇〇だけど、サンタさんはどう?」など自分の経験と比較したり、社会科や外国語活動等で学習した国や文化の知識を生かしたりして、質問をする姿が印象的でした。

 最後にサンタさんから絵本や本のプレゼントをもらいました。なお、絵本などは後援会費で購入させていただきました。会が終わると早速、教室に帰って絵本を読む姿が見られました。

 会は、小学部の児童が司会やゲームの説明、会場の準備・片付けなどに中心になって取り組んでくれました。様々な行事や活動、経験を通して、助け合ったり自分で考えて行動したりなど頼もしい姿を見せてくれています。

ようこそ先輩~新妻唯昭さんとの交流会~

 12月13日(火)、聴覚支援学校平校の卒業生である、新妻唯昭さんをお呼びして、交流会を行いました。

 幼稚部では、「ねずみくんのクリスマス」の絵本の読み聞かせで「大きい」「小さい」「だれだろう」などのやりとりをしました。また、ハンカチおとしで、新妻さんやお友達の動きを見ながら、ドキドキを感じてみんなで楽しみました。

 小学部では、新妻さんの生い立ちを写真を交えて教えていただきました。幼稚部時代の写真には、平校の校舎や今でもある教材が写っていて、子どもたちからは、「見たことある!」「体育館だ!」等、身近な物を共有していたことへの驚きや喜びを感じている様子が見られました。また、新妻さんがこれまでされてきた、様々な経験についてお話しいただき、特に、何度も海外旅行に行かれているというお話しでは大盛り上がりの子どもたちでした。「いっぱい遊んで、いっぱい人と会って、いっぱい学ぶ。」「聞こえる、聞こえないは関係ない。」という、先輩からの貴重なお話を、子どもたちは真剣な表情で聞いており、大変有意義な時間を過ごすことができました。

 新妻さん、お忙しい中、子どもたちと交流していただきありがとうございました。またお会いできることを楽しみにしています。

さつまいも屋さんも大成功!

 幼稚部で収穫したさつまいもで4・5歳児学級がお店屋さんを開きました。チケットを作って全校集会で宣伝し、12月1日(木)の昼休みに小学部や先生方を招待しました。次々と来るお客さんに、チケット係と接客係に分かれて、やりとりをし、「どれがいいですか?」「おすすめはこれです」と大小さまざまなさつまいもを目利きして手渡すことができました。

 たくさん収穫したさつまいもで、みんなが喜んでくれて本当によかったね。

ポップコーン屋さんをやったよ

 幼稚部3歳児学級では、畑でポップコーンを育てていました。種まき、水やり、収穫・・・そして一連の活動の集大成は、ポップコーン屋さんです。

 ホットプレートでポンポン弾けるポップコーンを見てのやりとりも楽しいですが、やはりお互いにお店屋さんになったり、お客さんになったりして、食べるのは格別!!「どれがいいですか?」「塩がほしいな。」「カレーをちょうだい。」と手話や日本語でやりとりをして何回も遊びました。

 そして12月1日(木)、幼稚部・小学部の上級生や先生方を招待して、ポップコーン屋さんを開店!!看板やのぼりも協力して作り、チョコレート味の屋台と、塩味&カレー味の屋台で、一人一人がしっかりと役割を果たし、お客さんみんなに喜んでもらえました。

 その日は、「楽しかったけど疲れた~。」「お店は大変だ~。」という様子の4人でしたが、後日、小学部のお兄さんお姉さんや先生方から、お礼の手紙をもらって、改めて達成感・満足感を味わうことができたようです。

交流走ろう会(小学部)

 3年生は11月29日(火)、5・6年生は11月30日(水)に、草野小学校との交流走ろう会が開催されました。平校や草野小学校での練習を重ねてきた子どもたち。本番はたくさんのお客さんが見ていることに緊張しながらも、今までの練習の成果を生かして、最後まで全力で走りきることができました。また、自分が走ることだけではなく、友達の応援にも力を入れる姿が見られました。同じ学年の友達と切磋琢磨しながら、自分の記録と向き合う良い経験となりました。

 

放射線教育

  11月29日(火)、いわき市役所除染対策課と放射線リスクコミュニケーション相談員支援センターの方に来校していただき、身近な放射線について教えていただきました。放射線についての紙芝居や、目に見えない放射線を見ることができる霧箱を使用した実践授業など、盛りだくさんの内容で、貴重な学びをすることができました。

以下、児童からの感想です。

「放射線は見えないし、さわることもできないけれど、機械やラディを使ったらあることが分かりました。紙芝居も良かったです。」

「放射線の勉強をして、放射線は体を通り抜けることと、宇宙からとんでくることが初めて分かりました。」

「霧箱で放射線が通るあとが見えたのがとてもびっくりしました。放射線は見えないけど、あるということと、放射線は少しなら大丈夫だけど、多すぎると危ないということが分かりました。教えてくれてありがとうございました。」

みんなが走りぬいた平校走ろう会

 毎年2学期には「平校走ろう会」を行っています。

 今年は授業参観というかたちで11月25日(金)に行われ、小学部のあいさつやラジオ体操で「走ろう会」が始まりました。たくさんの保護者の方々が応援する中、幼児は主に校庭を2周、児童は学校周辺のコースをゴールまで力いっぱい走り切りました。それまで練習を重ねてきたことで、当日は「ゴールまで走り続ける姿」や「練習よりも速くゴールする姿」など、嬉しい子どもたちの姿を見ることができました。

 「走ろう会」の後は全員で体育館に移動し、子どもたちはメダル・記録証を分校長からもらって感想を発表しました。

 この「走ろう会」の経験を通して、子どもたちの中に「自分の目標に向かって走り切る」という気持ちが残ったことでしょう。素敵な時間となりました。応援をありがとうございました。