日々の様子をお伝えします

平ふくろう掲示板

研修の振り返り

 1学期中に行った平分校の研修会について報告します。
 
 6月30日と7月12日に筑波大学附属聴覚特別支援学校から講師の先生をお招きし、授業を参観していただいたり講演会に参加したりして、研修会を行いました。

 
 (6月30日 小学部の研修)
 眞田先生には小学部5年生の国語の示範授業をしていただき、練り上げられた問いかけをもとに、児童から出てきた考えを丁寧に受け止めてやりとりを重ね、学習に迫る授業から、日々の教材研究の大切さや児童の考えを引き出す発問、児童の思考を妨げない授業展開など、多くのことを学びました。
 また、「児童の言葉の実態をとらえた授業づくり」についてもご講演いただき、実践を通した具体的な話を伺うことができました。

 
(幼稚部の研修 7月12日) 
 鎌田先生には幼稚部授業を参観していただき、
幼児一人一人の課題や言葉を大切にした指導などについてご助言をいただきました。
 また、「言葉を育てるために~乳幼児に大切なこと~」と題した講演会では本校職員の他、保護者の方や保育園の先生方などが参加され、真剣に耳を傾けていました。
その中で、幼児の年齢に応じた社会性を育てていくために、年齢と発達段階を考えながら少しずつ自分のことを当たり前にできる子どもに育てていくことや、幼児たちにとって一番大切なことは「きくこと、わかること、理解すること」であるということなどをお聞きし、指導について振り返ったり、大事なことを再確認したりすることができました。
  
 
 
 これらの研修を通して学んだことを胸に、それぞれの教員が夏季休業中、さまざまな研修会への参加や、二学期からの授業の準備、教材作りなど、限られた時間を有効に活用しながら、自身の専門性の向上に努めています。また、夏季休業中も乳幼児教育相談が行われており、小さいお子さんたちの元気な姿も見られます。

平七夕祭り

 幼稚部の子どもたちが、一学期最後の活動で、平七夕祭りに出品する吹き流しを作りました。
 近くの田んぼで見つけて飼育観察した「おたまじゃくし」と「カエル」のかわいい吹き流しです。
お花紙をたくさん丸めてぺたぺた貼り付け、みんなで協力して作りあげました。
 先日、作品を無事、搬出してきました。平七夕祭り期間中、展示される予定です。

 場所はいわき駅近くの丸伊酒店さん付近です。
 ぜひ、かわいい吹き流し見にいらしてください。

  
                                 終業式で 「七夕祭り」に来てね!と宣伝しました。

第1学期 終業式

7月20日(火) 第1学期 終業式がありました。いよいよ夏休みが始まります。
 終業式では、1学期の出来事をみんなで振り返りました。教室で飼っていたかたつむり、畑で育てたトウモロコシのこと、がんばった陸上大会のことなど、写真を見ながら振り返りました。1学期に学んだことや、覚えた言葉もたくさんありました。コツコツ努力した成果だと思います。夏休みをとても楽しみにしている子どもたちです。2学期の始業式に元気な顔を見られたらと思います。

   
 写真を見ながら振り返りました。    夏休みの生活について           


           
          七夕展(習字)で奨励賞をもらいました。

七夕会

7月7日、短冊に願いを込めて、みんなの前で発表した後に笹にくくりつけました。
ちょうどこの日は、ALTのロジャー先生が最後の授業日でした。
冷たいアイスキャンディーのプレゼントに大喜び!!
ゲームをしたりプレゼントをもらったりして楽しい一時を過ごしました。
ロジャーさん、最後の訪問でした。
また、いつか平分校にお出で下さい。

水泳学習

交流をしている草野小学校のプールをお借りして、今年も水泳学習がスタートしました。
梅雨の晴れ間で、暑すぎず寒すぎずの気温で思う存分練習ができました。
みんな、上手に泳いでいますね。
すごい、すごい。

陸上大会

6月21日(火) いわき陸上競技場で、いわき市平地区の小学6年生による「陸上大会」が行われました。今年度は、走り幅跳びに女児1名が参加しました。交流共同学習を行っている、草野小学校の児童と共に、運動会が終わってから毎日練習を重ねてきました。忙しい毎日だったと思います。前日には、平分校で壮行会を行いました。「聾学校の顔としてがんばりたい。自己ベストを更新したい」と抱負をのべていました。

 当日は、平分校の小学部児童全員で応援に行きました。下級生は、走り幅跳びの競技を見るのは初めてで、こんな競技もあるのだという驚きがあったようです。
 踏切を合わせるために、助走のスタート位置を微調整をしながら3回跳びました。3回目に自己ベストを更新することができました。練習の成果をだしきり、笑顔で終えることができました。


    
         踏切をあわせ、力いっぱい跳びました。
    

 次は僕たちがでるよ。何にでようか、イメージできたよ。 おつかれさまでした。

幼稚部  歯みがきの話

  6月4日~10日は「歯の健康週間」です。
 幼稚部の子どもたちは、この機会に養護教諭の先生から歯みがきのお話をききました。自分の歯に興味をもち、むし歯予防のためにも、楽しく歯のみがき方を学ぶことをねらいとして、歯の染め出しや実際のみがき方について活動を行いました。
  
  
 子どもたちは、歯みがきの上手な「わにちゃん」と歯みがきが嫌いな「わにくん」の人形に興味津々で、染め出しで赤くなった自分の口(歯や唇、舌、口の周り…)にびっくり。
 歯ぶらしについての話もあり、優しくこちょこちょみがきをすることが分かって、給食のあとの歯みがきでは、「やさしく、やさしく」と実践する様子も見られました。

ひまわりの植え付け

 聾学校平分校のある、馬目地区の方々と一緒にひまわりの植え付けを行いました。幼稚部の幼児と小学部1・2年生の児童が参加し、地区の方々と触れ合いながらひまわりの苗を植え、優しく土をかぶせてきました。土をかけながら「大きくなぁれ、大きくなぁれ。」という声もきかれました。
  
 ひまわりの苗をうえた畑は幼稚部のお散歩コースでもあるので、定期的に畑を見に行き、子どもたちの気づきや気持ちをやりとりにつなげていきたいと思っています。

全校集会(補聴器・人工内耳の管理について)

 5月最後の全校集会で、耳担当の先生の話ということで、幼児児童にやって欲しい補聴器や人工内耳の手入れの話をしました。これからの季節、汗や耳の汚れで補聴器や人工内耳が故障することが増えてきます。故障すれば音情報から切り離されてしまうので、日頃の管理がとても大事になります。
 今回はイヤモールドの洗浄の仕方を教えました。全校集会を終えるとすぐに、イヤモールドをきれいにするために「こより」をつくる子どもたちの姿が見られました。子どもたちに育って欲しい力に、補聴器や人工内耳を「自分の耳」ととらえて欲しいという思いがあります。いつでも良く聞こえるように、覚えたことを実践して欲しいです。

     

ケース相談会

 療育センターから言語聴覚士の先生をお迎えし、ケース相談会を行いました。
 言語聴覚士の先生には、幼児児童の学校生活の様子を参観していただき、担任からの質問事項にお答えいただいたり、医学的な目線からお話いただいたりして、お互いに情報の共有を行いました。
 
 今後も子どもたちのよりよい生活の充実のために、お互いに情報交換、情報の共有を行いながら、連携していきたいと思います。