日々の様子をお伝えします

平ふくろう掲示板

祝!卒業

 3月16日(木)春らしい日差しの中、たくさんのご来賓や保護者の皆さまにご臨席いただき、令和4年度の卒業証書授与式を行うことができました。

 今年度は、幼稚部2名、小学部1名が卒業を迎えました。式では、卒業生一人一人が立派に卒業証書を受け取り、校長先生やPTA会長から学校生活を振り返って温かいはなむけの言葉をいただきました。その後、在校生による「お祝いの言葉」、卒業生による「お別れの言葉」の発表をしました。在校生は、上級生への思い、卒業生は、下級生への思いや両親への思い、教職員への思いを心を込めて伝えました。

  式の終わりに、卒業生保護者代表の小学部6年生の保護者の方から、「卒業によせて」として、平校での9年間の思い出や我が子と向き合ってきた中で感じたこと、そして教職員への感謝の言葉をいただきました。

  一緒に遊び、勉強し、話し合い、助け合ってきた大切な友達の卒業は、在校生にとって、とても寂しいことですが、卒業生3名には新しいステージで元気にがんばってほしいと願っています。

卒業おめでとう会

 3月3日(金)、幼稚部、小学部合同での卒業おめでとう会を行いました。

 おめでとう会当日に向けて、小学部では話し合い活動や役割分担、幼稚部在校生への仕事の依頼などを行いました。幼稚部では、プログラムの作成やあいさつの練習などを行い、卒業生に楽しんでもらえる会にしようと在校生みんなで協力して準備を行ってきました。

 当日は、会の進行、ゲームの説明、あいさつなど、それぞれの役割を果たして、卒業生に楽しんでもらうことができました。特に、みんなで行った「あぶくたった」の遊びは大盛況!幼稚部、小学部のみんなで楽しむことができました。また、卒業生からは、中庭に飾る絵や本棚をプレゼントしてもらいました。卒業生からの気持ちのこもった素敵なプレゼントに、在校生たちは目を輝かせていました。

 在校生、卒業生、それぞれが相手に喜んでもらおうと準備をしてきた卒業おめでとう会で、最高の思い出を作ることができました。

幼稚部みんなでお別れ遠足に行ったよ

 2月24日(金)幼稚部を卒業する2名の年長さんとの最後の大きな行事として、みんなでお別れ遠足に行きました。

 毎年、行き先は年長さんが決めます。今年度は、魅力的な遊具がいっぱいの屋内施設「みゅうみゅうひろば」と小名浜湾クルーズ「サンシャインシーガル」乗船です。

 事前指導の段階から、とても楽しみにして7人は、卒業生と思い思いに遊んだり、なかなか寄ってこないカモメに揺れる船のデッキで必死に手を伸ばしてえさやりをしたりと、楽しい思い出がたくさんできました。

 いよいよ今週から卒業式の練習も始まりました。くじら組の卒業生をお祝いの気持ちいっぱいで送ることができるよう、いるか組・らっこ組もがんばります!!

 

校内研修会~松本末男先生来校~

  2月17日(金)は今年度の最後の外部講師をお招きした校内研修会でした。9月に引き続き財団法人聴覚障害者教育福祉協会専務理事の松本末男先生にお越しいただき、授業を参観していただいたり、今年度の平校の取り組みをもとにご指導をいただいたりしました。

 長年、平校に足を運んでいただいている松本先生からは、実態に合わせた授業展開の大切さが、子どもたちの心も言葉も育むもととなることを改めてご指導いただきました。また、松本先生は「子どもたちに寄り添うことは、一人一人違う家庭環境と家族にも寄り添うことにつながる」ということを強調されていました。

 平校職員一同、ご指導いただいたことを、今後の授業に生かすことができるようにしていきます。

小学部 豆まき会

 2月3日(金)、小学部で豆まき会をしました。子どもたち一人一人が、それぞれ追い出したい「心の中の鬼」を発表し、それに対して、福の神様から直接お言葉(アドバイス)を頂戴しました。ためになるお言葉がたくさんあり、子どもたちは真剣に聞いて(見て)いました。それから、ろう教諭による「おふくのおに」絵本の手話語りを見た後に…、青鬼が登場しました!毎年登場している鬼とは少し違う雰囲気の鬼でしたが、子どもたちにとっては迫力満点だったようです。みんなで協力して豆を投げ、心の鬼を退治したことで、子どもたちは清々しい気持ちになったようです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 また、会の準備の方も子どもたちが自分たちで大休憩や昼休み時間などを活用して、準備に取り掛かりました。役割分担なども話し合って決めました。

「福の神様は誰にお願いしようかな…」

「誰が節分のお話をするの?」

「心の中の鬼の台紙は誰が集めるの?」

など話し合う様子が見られました。子どもたちが自主的に取り組んだ豆まき会でした。

オンライン交流~会津校のお友達とお話したよ~

 2月8日(水)、幼稚部3歳児の2人が会津校の同級生とオンラインで交流しました。年賀状や寒中見舞いのやりとりしたタイミングで「会いた~い!!」「年賀状ありがとうって言いたい!!」というリクエストがあり、実現しました。

 当日に向けて「好きな本を持ってきて見せたいな!」「〇〇って知ってるかな?」と自分なりに準備をしました。いざ、タブレットの向こうに友達が映ると、少し緊張したようでしたが、少しずつ慣れて好きな食べ物や動物を尋ねたり、持参してきた雑誌やぬいぐるみを見せてお気に入りのテレビのキャラクターで盛り上がったりしていました。

 会津校のお友達も、「これな~んだ?」とクイズのようにブラックライトが光る中、いろいろな絵を見せてくれて大喜びの二人でした。

 次年度、本分校交流で会えるのを今から楽しみにしているようです。

「おにはそと!ふくはうち!」~青鬼さんをやっつけたよ~

 2月3日(金)幼稚部恒例の豆まきをしました。

 豆まきに向けてみんなで大きな鬼を作りました。何色の鬼にする?「黄色がいい!」「青がいいよ!」「赤だよ!」「緑がいいな。」多数決で黄色と青に決定しました。みんなで分担して色を塗ったりパンツをはかせたり、髪の毛や角を付けたりしました。出来上がった大きな鬼を使って豆まきの練習をしました。お面やパンツや金棒を作って鬼になって豆まきごっこや、鬼ごっこをして楽しみました。

 また心の中の退治したい鬼を考えて作りました。それぞれ「えんえん鬼」「乱暴鬼」「ぷんぷん鬼」「おもちゃ片付けしない鬼」「野菜を食べない鬼」「朝起きない寝坊鬼」と発表し、自分の鬼をやっつけました。倒したところに本物の鬼が登場!みんなで「鬼は外!」「福は内!」と豆をぶつけました。

 鬼を退治した後はいわしの頭を切って豆木に刺し、柊を付けてやいかがしを作りました。

 教室の入り口にやいかがしをつけて、鬼が入ってこないようにしました。いわしをオーブントースターで焼き、みんなで食べました。「お代わり!」と催促するお友だちが続出、みんなできれいに完食しました。

見学学習(小学部)~東日本大震災・原子力災害伝承館~

 1月25日(水)、双葉町にある「東日本大震災・原子力災害伝承館」の見学に行きました。建物内には、実際の地震や津波の映像、原子力発電所事故や避難時の様子の写真、学校に取り残された物など、多くの展示物がありました。子どもたちは、事前に調べたいことについて考えていたため、資料を読んだり、詳しく知りたい情報をタブレットで写真に収めたり、係の方のお話を聞いたりして、それぞれに知りたい情報を得ることができました。約1時間の見学時間でしたが、時間が足りなくなるほど、じっくりと学ぼうとする姿が見られ、充実した時間を過ごすことができました。今後は、一人一人が学んだことをまとめ、発表することを通して学びを深めていきます。

おはなし会をしたよ

 1月20日(金)幼稚部は冬休みの思い出を発表する「おはなし会」を開きました。家族で経験したことをやりとりした絵日記をもとに、幼稚部合同で行い、小学部の先生方も来てくださいました。

 この日は、くじ引きで順番を決めました。「くじ引きは初めて。」という幼児も多く、「どれにしようかな?」と選んだり、「何番かな?」とドキドキしながら数字が書いてあるくじの折り紙を開いたりしました。

 その後、もちつきをしたこと、クリスマスにプレゼントをもらったこと、誕生日があったこと・・・など、みんなに教えたいことを手話や日本語で思い思いに発表しました。また「誰がやったんですか?」、「これは何ですか?」などと友達に質問されると「父ちゃんだよ!」、「あんこだよ。」と一生懸命に答えることもできました。

 自分のことを伝える喜びや、友達の発表を見たり聞いたりする楽しさを経験するよい機会となりました。

お正月の遊び

 季節の行事を取り入れて活動をしている幼稚部の3学期のスタートは、もちろんお正月の遊びです。今では、すっかり見かけなくなった遊びとはいえ、羽根つき、たこ揚げ、こま回し、ふくわらい、かるた・・・子どもたちはどれも夢中になります。

 本物の羽をつくのは難しいので風船にしたり、凧も自分で作ってみたり、ふくわらいやかるたは手話や指文字で言葉を確認したりと、いろいろな友達や先生とたくさん遊びました。

 年中組・年長組は書きぞめにも挑戦!素敵な作品ができました。

見学学習(小学部)

 1月12日(木)に、小学部が見学学習を行いました。

 午前中は、いわき市立美術館での小中学生版画展の見学でした。版画体験コーナーで作品を作ったり、版画の鑑賞をしたりしました。自分たちが作った作品についての思いや工夫した点を解説することができました。

 午後は、いわき市役所障がい福祉課を見学しました。担当の方からのお話を、市の手話通訳士の方が手話通訳して下さいました。手話通訳の依頼の仕方や困ったときには障がい福祉課に相談できることなど、将来に役立つ多くの情報を教えていただきました。

 今回は、バスや飲食店も利用し、代金を間違えないよう注意したり、お店の人などとやりとりをして支払いや購入をしたりすることができました。

 今後は、振り返りを通してより学びを深めていきます。

第三学期 始業式

 1月10日(火)には、「第三学期始業式」がありました。

  久しぶりで、しかも新年初めて子どもたちや教師たちが集まったこともあり、「新年 明けまして おめでとうございます。今年もよろしくお願いします」のあいさつで式が始まりました。

  まず、分校長先生から「今年の干支のウサギのように、元気よく目標に向かってチャレンジしてほしい。」と話がありました。次いで、教務の先生から第三学期の行事の話があったり、冬休みの過ごし方について全員で反省をしたりしました。子どもたちは目をキラキラさせ、これから始まる学校生活を楽しみにしているようでした。

  第三学期も今まで同様、感染対策をしながら学びを進めていきたいと思います。

「福島発のキュウリビズ 愛情込めてキュウリ栽培大作戦」④

 これまで、上記の事業に参加し、キュウリの観察や記録、レシピの考案や調理実習など、様々な学習を行ってきました。その学びの課程や観察記録、レシピについて、小学部全員で分担してまとめて提出し、11月4日(金)に開催されました審査会の結果、見事「(株)エフエム福島社長賞」をいただくことができました。

 結果を受け、12月20日(火)に福島市にあるJA福島ビルで開催された表彰式に、小学部の代表として1名が参加してきました。受賞した他の学校の友達や先生、主催者や来賓など、あわせて50名程の人数で行われました。学校以外で開催される表彰式という場の雰囲気に緊張しながらも、堂々と返事をしたり、ステージにあがったりして、小学部の代表として賞を受け取ることができました。

 自分たちで作ったものについて、他者の評価を受けて受賞できたことは、自分の頑張りを認めてもらうことの喜びや今後の学習への意欲につながったのではないかと思います。今後も子どもたちの活躍を期待しています。

 

スイートポテト屋さんオープン!

 幼稚部いるか・くじら組では毎年恒例のスイートポテト屋さんを開きました。

 幼稚部の畑でとれた巨大なさつまいもを使ってスイートポテトを作りました。

 卵を割って刷毛で塗りました。みんなで「よいしょ」「よいしょ」と運んでオーブンに入れました。

 

 お店屋さんオープンに向けてチケットを配りました。「スイートポテトです」「給食の後に来てください!」小学部のお友達や先生方も来てくれました。

「どれがいいですか?」「これください」「どうぞ!」とやりとりができました。

 

 仕上がったスイートポテトはとても甘かったです。苦手だったお友達も自分で作ったからおいしく食べることができました。「あまーい」「おいしーい」「パパとママに持って帰る!」とやりとりが弾みました。

クリスマスお楽しみ会

 12月16日(金)に幼稚部は総合活動、小学部は児童会活動で「クリスマスお楽しみ会をしました。会にはサンタさんとトナカイが登場し、一緒に手話も交えて歌を歌ったり楽器の演奏をしたりしました。みんなで一緒にツリーの飾り付けやハンカチ落としなどのゲームをし、楽しいひと時を過ごしました。

 また、サンタさんやトナカイに質問したりお話したりしました。幼稚部の子どもたちは、「どこから来たの?」「サンタさんは何にのってきたの?」と質問し、答えてもらうと「ありがとう。」と伝えることができました。小学部の児童は、事前に疑問に思ったことをipadで調べ、「アメリカとオーストラリアにもサンタさんはいるのか」など調べても分からなかった内容について、質問をしました。その際、「ぼくは〇〇だけど、サンタさんはどう?」など自分の経験と比較したり、社会科や外国語活動等で学習した国や文化の知識を生かしたりして、質問をする姿が印象的でした。

 最後にサンタさんから絵本や本のプレゼントをもらいました。なお、絵本などは後援会費で購入させていただきました。会が終わると早速、教室に帰って絵本を読む姿が見られました。

 会は、小学部の児童が司会やゲームの説明、会場の準備・片付けなどに中心になって取り組んでくれました。様々な行事や活動、経験を通して、助け合ったり自分で考えて行動したりなど頼もしい姿を見せてくれています。

ようこそ先輩~新妻唯昭さんとの交流会~

 12月13日(火)、聴覚支援学校平校の卒業生である、新妻唯昭さんをお呼びして、交流会を行いました。

 幼稚部では、「ねずみくんのクリスマス」の絵本の読み聞かせで「大きい」「小さい」「だれだろう」などのやりとりをしました。また、ハンカチおとしで、新妻さんやお友達の動きを見ながら、ドキドキを感じてみんなで楽しみました。

 小学部では、新妻さんの生い立ちを写真を交えて教えていただきました。幼稚部時代の写真には、平校の校舎や今でもある教材が写っていて、子どもたちからは、「見たことある!」「体育館だ!」等、身近な物を共有していたことへの驚きや喜びを感じている様子が見られました。また、新妻さんがこれまでされてきた、様々な経験についてお話しいただき、特に、何度も海外旅行に行かれているというお話しでは大盛り上がりの子どもたちでした。「いっぱい遊んで、いっぱい人と会って、いっぱい学ぶ。」「聞こえる、聞こえないは関係ない。」という、先輩からの貴重なお話を、子どもたちは真剣な表情で聞いており、大変有意義な時間を過ごすことができました。

 新妻さん、お忙しい中、子どもたちと交流していただきありがとうございました。またお会いできることを楽しみにしています。

さつまいも屋さんも大成功!

 幼稚部で収穫したさつまいもで4・5歳児学級がお店屋さんを開きました。チケットを作って全校集会で宣伝し、12月1日(木)の昼休みに小学部や先生方を招待しました。次々と来るお客さんに、チケット係と接客係に分かれて、やりとりをし、「どれがいいですか?」「おすすめはこれです」と大小さまざまなさつまいもを目利きして手渡すことができました。

 たくさん収穫したさつまいもで、みんなが喜んでくれて本当によかったね。

ポップコーン屋さんをやったよ

 幼稚部3歳児学級では、畑でポップコーンを育てていました。種まき、水やり、収穫・・・そして一連の活動の集大成は、ポップコーン屋さんです。

 ホットプレートでポンポン弾けるポップコーンを見てのやりとりも楽しいですが、やはりお互いにお店屋さんになったり、お客さんになったりして、食べるのは格別!!「どれがいいですか?」「塩がほしいな。」「カレーをちょうだい。」と手話や日本語でやりとりをして何回も遊びました。

 そして12月1日(木)、幼稚部・小学部の上級生や先生方を招待して、ポップコーン屋さんを開店!!看板やのぼりも協力して作り、チョコレート味の屋台と、塩味&カレー味の屋台で、一人一人がしっかりと役割を果たし、お客さんみんなに喜んでもらえました。

 その日は、「楽しかったけど疲れた~。」「お店は大変だ~。」という様子の4人でしたが、後日、小学部のお兄さんお姉さんや先生方から、お礼の手紙をもらって、改めて達成感・満足感を味わうことができたようです。

交流走ろう会(小学部)

 3年生は11月29日(火)、5・6年生は11月30日(水)に、草野小学校との交流走ろう会が開催されました。平校や草野小学校での練習を重ねてきた子どもたち。本番はたくさんのお客さんが見ていることに緊張しながらも、今までの練習の成果を生かして、最後まで全力で走りきることができました。また、自分が走ることだけではなく、友達の応援にも力を入れる姿が見られました。同じ学年の友達と切磋琢磨しながら、自分の記録と向き合う良い経験となりました。

 

放射線教育

  11月29日(火)、いわき市役所除染対策課と放射線リスクコミュニケーション相談員支援センターの方に来校していただき、身近な放射線について教えていただきました。放射線についての紙芝居や、目に見えない放射線を見ることができる霧箱を使用した実践授業など、盛りだくさんの内容で、貴重な学びをすることができました。

以下、児童からの感想です。

「放射線は見えないし、さわることもできないけれど、機械やラディを使ったらあることが分かりました。紙芝居も良かったです。」

「放射線の勉強をして、放射線は体を通り抜けることと、宇宙からとんでくることが初めて分かりました。」

「霧箱で放射線が通るあとが見えたのがとてもびっくりしました。放射線は見えないけど、あるということと、放射線は少しなら大丈夫だけど、多すぎると危ないということが分かりました。教えてくれてありがとうございました。」