日々の様子をお伝えします

平ふくろう掲示板

交流保育

 平分校の幼稚部では、近隣の保育園との交流活動を行っています。一学期は月に一回程度、保育園の友達と一緒に遊ぶ活動を通して、少しずつ子ども同士のかかわりも見られるようになってきたところです。
 5月に行った対面式では、平分校の教員が補聴器の人形を用いて、補聴器の得意なことと苦手なことについて、保育園の友達に話をする機会もいただきました。その後の子ども同士のかかわりの場面では、近くにきてから話しかけたり、肩を優しくトントンとしてから話をする姿も見られるようになりました。幼稚部の子どもたちにとって、交流保育は集団活動のさまざまなことを学ぶ機会でもあります。子どもたちは保育園の友達の名前を覚えて、会うことをとても楽しみにしています。
 二学期には交流運動会があるので、運動会に向けて練習も一緒に行う予定です。
  

福島・弘済会スクールコンサート


 7月14日(火)に福島弘済会によるスクールコンサートが平分校で開催されました。このコンサートは東日本大震災被災県対象の教育支援事業の一環として、県内の特別支援学校を対象に今年度と来年度にかけて実施されるものです。
 コンサートでは、聴いたことがある曲や小学部児童が昨年度合奏コンクールで演奏した「見上げてごらん夜の星を」の曲などもあり、幼児児童たちは真剣に聞き入っていました。また、一緒に楽器を鳴らしたり、踊ったりなどして大いに楽しみました。
 音楽を聴くことは聴覚活用につながる大事な活動になります。平分校の幼児児童たちは日頃から合奏したり、音楽を聴いたりしているため、コンサートでも十分に楽しみ笑顔がたくさん見られました。 

  

  

修学旅行の事前学習


 5・6年生は9月に本・分校合同の修学旅行があります。一泊二日で仙台方面に行きますが、二日目は班行動に分かれて仙台市内を見学するため、どこを見学するか自分たちで計画を立てることになりました。明日の本分校合同の事前学習で、自分たちが考えた旅程を発表するため、児童たちは、いつもより真剣な表情でタブレット端末を使いながら見学場所について調べました。 
 平分校では調べ学習以外でも、パソコンやタブレット端末等の情報機器を授業の中でよく活用します。児童にとって聴覚からの情報ととともに、視覚からの情報は理解に繋がる有効な手段となるからです。
 

  

幼稚部のプール開き


 7月8日(水)に幼稚部のプール開きがありました。毎年幼稚部幼児用の簡易プールを教室の前に設置していましたが、今年は耐震改修工事を行っているため、簡易プールを設置することができず、母子訓練センターのプールをお借りして、プール開きを行いました。
 午前中、薄日が差すまずまずの天候の中、幼児たちはプールの中で大はしゃぎ、休み時間には小学部の児童たちもやってきて「いいなあー」のひとこと・・・
 プールに入る時には補聴器をはずして入りますが、終わったあとは、耳の中までよくふいてから補聴器をつけます。プールに入る時には補聴器の管理についても、幼稚部の段階から少しずつ覚えていきます。

  

七夕お楽しみ会

 平分校では、ちょうど七夕の今日に合わせて、七夕お楽しみ会を行いました。
全校生で七夕の歌を歌い、織姫と彦星のお話しをペープサートで見ながら聞いたあと、それぞれが短冊にかいた願い事を、みんなの前で発表しました。バスケやピアノが上手になりたい、など自分の頑張りたいことに関する内容や欲しい物についての内容、家族の健康を願う内容などさまざまでしたが、みんな一生懸命考えて、思いを込めて書いていました。
  
 短冊と手作りの飾りは、本物の笹に飾り付けました。最後には全員でゲームをしたりプレゼントをもらったりして、とても楽しい会になりました。
 このような行事の活動は、幼稚部と小学部が合同で行っています。高学年の児童が小さい友達の面倒を見たり、高学年のお兄さんお姉さんが身近なお手本になったりなど、幼児児童にとってお互いに良い刺激になる場になっており、小さい学校ならではの良さが見られます。

全校集会での児童の活躍


 平分校では他の小学校と同じように児童の係活動を重視しています。少ない人数ではありますが、高学年の児童が中心となって毎週月曜日の全校集会を運営しています。
 7月6日(月)の全校集会では、保健委員会と図書委員会の児童からお知らせがありました。保健委員会からは衛生検査の実施について、図書委員会からは夏休み中の課題図書の紹介についてそれぞれお話しがあり、下級生たちが真剣にお話しを聞いていました。全校集会は上級生の姿を見て学ぶ場になっています。

  

研修会の様子

 6月26日(金)と7月2日(木)の2日間、筑波大学附属聴覚支援学校より、鎌田ルリ子先生、江代充先生の2人の先生方をお招きしました。鎌田先生には幼稚部の授業を参観していただき、江代先生には小学部の授業を参観していただきました。それぞれ指導助言をいただき、その後、全体での講演会という運びとなりました。江代先生の講演会には、外部の先生方の参加者も募り、近隣の中学校、特別支援学校の先生方の参加もありました。
  
 <6月26日 鎌田先生の講演会>  <7月 2日 江代先生の講演会>
毎日の子どもたちへのかかわり方や指導方法、「ことば」について、大変貴重で学びの多い
講演会となりました。今後も子どもたちのために、教員一人一人の専門性の向上に努めていきたいと思います。

幼稚部もロジャーさんと一緒に勉強しました


 幼稚部幼児もALTのロジャーさんと一緒に勉強しました。
 今日は「ロジャーさんが好きな果物や動物はな~に?」というクイズで始まりました。幼児たちはロジャーさんの英語の発音を、口元を見ながらを一生懸命に聴き取り、口声模倣で応えました。ことば絵辞典を見ながら「いちご」や「いるか」だということが分かり幼児たちは大喜び。
 英語の活動になりますが、聾学校では聴覚を活用する学習とともに日本語としてのことばの学習にもなります。「ロジャーさん、楽しい活動をありがとうございます。」
 
     
 
 

読書活動の充実(幼稚部)

 幼稚部4・5歳学級では、だんごむしに興味をもったお友達がいたので「だんごむし」の本の読み聞かせを行いました。だんごむしのころちゃんが他の虫たちに挨拶をする場面では一緒に挨拶をしたり、かまきりやもぐらに食べられそうになる場面では一緒にハラハラしたりして、興味をもって聞いていました。特に、「ころころころ…ストーン!」と穴の中に入ってしまう場面がお気に入りで、それぞれ「ころころ…」と声を出して指でなぞって楽しんでいます。
  
読み聞かせのあとで、外にだんごむしを探しに行きました。
 
 大きな石をどけたら、だんごむしがたくさんいてびっくり。宝探しのようにわくわくしながら、次々と石の下をのぞきこむ様子も見られました。
 だんごむしが幼稚部4・5歳学級に仲間入りしました。「葉っぱ食べるんだよ。」と教えてくれたり、くるんと丸くなる様子を真似したりするなど、だんだん、だんごむし博士になってきました。

陸上大会の激励壮行会

 6月18日(木)に市内平地区の小学校6年生による陸上大会があり、平分校からも2名の6年生が1000m走と100m走に出場します。
 16日の全校集会では選手として出場する6年生の激励壮行会がありました。聾学校の名前入りのユニホームを着た6年生が目標タイム等を発表したあと、小学部5年~3年の児童が応援団になり、大きな声で「フレー、フレー!」と声援を送りました。幼稚部幼児も一緒になって大きな拍手をおくりました。 
 大会当日はみんなで陸上競技場に応援に応援に行きます。小さい学校ですが、2名の6年生は在校生の心あたたかい応援を背に受け、力を十分に発揮してくれるでしょう。
 「フレー! フレー! 6年生!」 「ガンバレー! 平分校!」