日々の様子をお伝えします

平ふくろう掲示板

みみらんどいわき学習会

9月28日(月)の14:30~みみらんどいわき・PTA合同の学習会が行われました。
今回の講師は、平分校の幼稚部、小学部を卒業したお子さんをお持ちの先輩お母さんです。
お子さんとのこれまでの生活の中で大切にしてきたことを中心に、幼少期から成人した今に至るまでの貴重なお話しを、たくさん伺うことができました。
お話しを聞いた保護者の方からも、「子どものために何が一番よいのか。家庭と学校とで一緒に考えていくことが大事。とおっしゃっていたことが心に残りました。」等の感想が寄せられ、みなさんの心に響くたいへん充実した学習会となりました。本当にありがとうございました。
  
   輪になって座談会をする様子       当時の貴重な日記など

ようちぶ図書室

 北校舎の耐震工事が終わり、幼稚部の場所が移ったことに伴って幼稚部の新しい図書室ができました。自由に絵本を選び、マットの上や机などで見たり読んだりすることができます。
  
 また、各家庭でもたくさんの本に触れて、興味、言葉、動きなどをもとにパパやママとやりとりをしてほしいという思いから、借りたい本を3冊まで選んで借りることもできます。、貸し出しファイルとカードがあるので、親子で相談して借りたい本を決め、本の題名を書くなどの手続きをします。今日は金曜日で早い下校だったので、帰りの会のあとママと一緒に図書室に寄って、好きな本を借りました。本が大好きな子が増えたら嬉しいです。
 

交流運動会【幼稚部】

 9月19日(土)に、あさひ保育園との交流運動会を行いました。
 前日まではあいにくの雨で当日の天気が心配でしたが、「晴れますように!」とてるてるぼうずにお願いをしたかいもあってか、青空が広がる中での実施となりました。
 交流保育の回数を重ねていく中で、お友達の名前を覚えたり、お友達に会うことを楽しみにしたりする様子も見られています。
 運動会に向けては、保育園や学校で練習を積み重ねるとともに、動きに関する言葉などを扱ったり動作化したりして、言葉と意味、動きをつなげて理解も深めてきました。
 子どもたちは運動会を通して、また少したくましくなりました。
  
   「がんばるぞー、おー!!」       親子種目もがんばりました
  
   盛り上がった紅白リレー            みんな、がんばったね!

こども福島魅力発掘プロジェクト

 小学部の児童は、福島県観光交流局主催の子ども「ふるさと福島」魅力発掘プロジェクトに参加しています。このプロジェクトは、身近なところから県内全域にいたるまで子ども目線で福島の魅力を発掘し、新しい旅行プランをつくる、というものです。本校のテーマは「人のやさしさにふれる旅 バリアフリーの旅inいわき」です。日頃の学習と関連させながら、いわきの魅力を発信します。夏休みには、参加する小中高等学校が一堂に会し、結団式が行われました。さらに、子どもたちから旅行プランに盛り込む候補地を募集し、2学期からは調査研究を開始しました。10月末には旅行プランをまとめ提出予定です。
                            
       
結団式(県立博物館 7/22) 全員       草野心平記念文学館(9/3) 小4                          
       
フェイジョアゆうゆうファーム(9/9)小3     とまとランド(9/16) 小3

 調査研究していた先々で、いろんな人と話をしたり質問したりするなかで、感じたことや考えたことを旅行プランに丁寧に反映させたいです。そして、子どもたちが住んでいるいわき市の良さを発見でき、みんなに伝えられたらと思います。

FM補聴システム、ロジャー研修会

(月)                                                                                                                

  
   研修会の様子              補聴システムの使用状況

 外部講師を招いて、教職員対象の補聴援助システムの研修会をしました。補聴援助システムは、話し手の声をFM電波やデジタル無線にのせて、直接、補聴器や人工内耳にとどけるというものです。騒音が多い場所や、大人数の教室では、聴きたい音以外の騒音や雑音を拾ってしまい、大事な情報を聞きとれないことがあります。そんなときに、補聴援助システムを使います。本校では、木造校舎ということもあり、騒音や生活音が響きやすい環境下にあります。できるだけ軽減するために、国語や算数、音楽などの授業で使用しています。また、草野小学校での交流及び共同学習のときも利用しています。その他にも、パソコンやオーディオ機器に接続して使うこともできる大変便利な機器です。普段から、聾学校教員は音環境を整えることに神経を使っていますが、補聴援助システムは大変有効な機器といえます。今回の研修では、取り扱い上の留意点や、最新の機器の説明をお聞きすることができました。今後の指導に生きる研修でした。


職場体験 【大野中学校】

 7日、8日の2日間、大野中学校から4名の生徒さんが職場体験のために来校しました。はじめはお互い緊張する様子も見られましたが、次第に打ち解けて中学校のお兄さんお姉さんと一緒に遊んだり、給食を食べたりしてたくさん交流をすることができました。
  
 大好きなだんごむしを見せたよ。     給食を一緒に食べました。
 
 2日目の交流会では、お兄さんお姉さんが考えて手作りしてくれたボウリングとわなげをしました。手話ソング「せかいじゅうのこどもたちが」のプレゼントもありました。
 高学年の児童にとっては、中学生とかかわるよい経験でした。
お互いに理解を深めることのできた2日間になりました。
大野中の4名の生徒さん、ありがとうございました。

第2学期の始業式 【幼稚部】

 幼稚部の始業式が行われました。いよいよ2学期が始まります。
友達と久しぶりに会えたことがうれしくて、笑顔があふれていました。
式の中で、写真を見ながら夏休みの思い出を振り返ると、自分の経験とすりあわせて「同じ同じ!」「どーん(花火)」など、みんなに伝えながら、とても興味をもって見ていました。
なんだか顔つきが、それぞれ夏休み前よりもほんの少し、お兄さん、お姉さんになったような感じがします。
どんな夏休みの思い出が飛び出すか、子どもたちの話を聞くことをとても楽しみにしています。
  
                        「2学期もがんばるぞ、えいえいおー!!」

こえみる研修会

 
  
 8月26日(水) 第2学期始業式の後、音声認識システム「こえみる」の講習会を行いました。「こえみる」は、NTTソフトウエアが開発し、福島県立聾学校が実証研究を行っているものです。具体的には、教師の声を文字化して幼児・児童生徒に見せることで、より正確に必要な情報を伝えることができるシステムで「音を見える化」するものです。マイクを通して教師が話したことがリアルタイムでテレビやタブレット端末に文字化されてでてきます。今まで、聞き取りだけではあやふやだった内容が、文字化することにより、より正確に、確実に児童生徒に伝えることができます。とはいっても、まだまだ音声認識の課題や、授業の中でどう使うかは研究途上なので、今回の実証研究により、より使いやすく便利なシステムに改善できればと思っています。テクノロジーの進歩を上手に取り入れ、子どもたちに還元できたらと感じた講習でした。

第2学期の始業式 【小学部】

 たくさん楽しいことがあった夏休みも終わり、いよいよ今日から第2学期がはじまりました。休み中は大きな事故やけがもなく、あいにくの雨模様ではありましたが、みんな元気に登校することができました。久しぶりに会った友達との話に花が咲き、校舎に子どもたちの元気な声が響いていました。始業式で分校長先生が、実物投影機で花火や平の七夕の様子などを映し出すと、「花火を2回見たよ。」「わたしもいわき踊りを踊った。」など、それぞれが自分の経験と結びつけながら、夏休みを思い出していました。

 また、北校舎の耐震化工事が夏期休業中に終わり、校舎の中に入れるようになりました。あたたかい色合いの壁面で、床もピカピカしています。児童はさっそく中に入って、いろいろな教室を探索していました。幼稚部と乳幼児相談の教室、特別教室などがあります。幼稚部の始業式は9月1日(火)に実施します。
 

浜通り地区聴覚障がい児親の会が開かれました


 平分校の保護者が中心になって組織する「浜通り地区聴覚障がい児親の会」のレクレーションが7月19日(日)に開かれました。この会は保護者や家族の親睦を兼ね、対象の幼児・児童・生徒が学年や学校の枠をこえて交流や体験活動等を行うものです。
 今年も平分校以外の方の参加があり、子どもたちはプールやすいかわり、流しそうめん等でにぎわいました。暑い中、準備が大変だったお父さん、お母さん方ご苦労様でした。

     

第1学期の終業式を行いました

 幼児児童全員で第1学期の終業式を無事に迎えることができました。終業式では分校長先生の話の他にも、実物投影機を使って係の先生から、毎日補聴器をつけることや水の事故に気をつけることなど、夏休みの過ごし方についての話もあり、みんな真剣に話を聞いていました。
 また、たなばた展の表彰や、5年生による「給食の主な食材と生産地」についての発表もありました。社会科の学習の中で、自分なりに疑問を持ったことについてさまざまな方法で調べ、模造紙にまとめた力作でした。とてもよくまとまっており、分かりやすい説明で、学習の成果がよく表れた発表でした。
  

交流保育

 平分校の幼稚部では、近隣の保育園との交流活動を行っています。一学期は月に一回程度、保育園の友達と一緒に遊ぶ活動を通して、少しずつ子ども同士のかかわりも見られるようになってきたところです。
 5月に行った対面式では、平分校の教員が補聴器の人形を用いて、補聴器の得意なことと苦手なことについて、保育園の友達に話をする機会もいただきました。その後の子ども同士のかかわりの場面では、近くにきてから話しかけたり、肩を優しくトントンとしてから話をする姿も見られるようになりました。幼稚部の子どもたちにとって、交流保育は集団活動のさまざまなことを学ぶ機会でもあります。子どもたちは保育園の友達の名前を覚えて、会うことをとても楽しみにしています。
 二学期には交流運動会があるので、運動会に向けて練習も一緒に行う予定です。
  

福島・弘済会スクールコンサート


 7月14日(火)に福島弘済会によるスクールコンサートが平分校で開催されました。このコンサートは東日本大震災被災県対象の教育支援事業の一環として、県内の特別支援学校を対象に今年度と来年度にかけて実施されるものです。
 コンサートでは、聴いたことがある曲や小学部児童が昨年度合奏コンクールで演奏した「見上げてごらん夜の星を」の曲などもあり、幼児児童たちは真剣に聞き入っていました。また、一緒に楽器を鳴らしたり、踊ったりなどして大いに楽しみました。
 音楽を聴くことは聴覚活用につながる大事な活動になります。平分校の幼児児童たちは日頃から合奏したり、音楽を聴いたりしているため、コンサートでも十分に楽しみ笑顔がたくさん見られました。 

  

  

修学旅行の事前学習


 5・6年生は9月に本・分校合同の修学旅行があります。一泊二日で仙台方面に行きますが、二日目は班行動に分かれて仙台市内を見学するため、どこを見学するか自分たちで計画を立てることになりました。明日の本分校合同の事前学習で、自分たちが考えた旅程を発表するため、児童たちは、いつもより真剣な表情でタブレット端末を使いながら見学場所について調べました。 
 平分校では調べ学習以外でも、パソコンやタブレット端末等の情報機器を授業の中でよく活用します。児童にとって聴覚からの情報ととともに、視覚からの情報は理解に繋がる有効な手段となるからです。
 

  

幼稚部のプール開き


 7月8日(水)に幼稚部のプール開きがありました。毎年幼稚部幼児用の簡易プールを教室の前に設置していましたが、今年は耐震改修工事を行っているため、簡易プールを設置することができず、母子訓練センターのプールをお借りして、プール開きを行いました。
 午前中、薄日が差すまずまずの天候の中、幼児たちはプールの中で大はしゃぎ、休み時間には小学部の児童たちもやってきて「いいなあー」のひとこと・・・
 プールに入る時には補聴器をはずして入りますが、終わったあとは、耳の中までよくふいてから補聴器をつけます。プールに入る時には補聴器の管理についても、幼稚部の段階から少しずつ覚えていきます。

  

七夕お楽しみ会

 平分校では、ちょうど七夕の今日に合わせて、七夕お楽しみ会を行いました。
全校生で七夕の歌を歌い、織姫と彦星のお話しをペープサートで見ながら聞いたあと、それぞれが短冊にかいた願い事を、みんなの前で発表しました。バスケやピアノが上手になりたい、など自分の頑張りたいことに関する内容や欲しい物についての内容、家族の健康を願う内容などさまざまでしたが、みんな一生懸命考えて、思いを込めて書いていました。
  
 短冊と手作りの飾りは、本物の笹に飾り付けました。最後には全員でゲームをしたりプレゼントをもらったりして、とても楽しい会になりました。
 このような行事の活動は、幼稚部と小学部が合同で行っています。高学年の児童が小さい友達の面倒を見たり、高学年のお兄さんお姉さんが身近なお手本になったりなど、幼児児童にとってお互いに良い刺激になる場になっており、小さい学校ならではの良さが見られます。

全校集会での児童の活躍


 平分校では他の小学校と同じように児童の係活動を重視しています。少ない人数ではありますが、高学年の児童が中心となって毎週月曜日の全校集会を運営しています。
 7月6日(月)の全校集会では、保健委員会と図書委員会の児童からお知らせがありました。保健委員会からは衛生検査の実施について、図書委員会からは夏休み中の課題図書の紹介についてそれぞれお話しがあり、下級生たちが真剣にお話しを聞いていました。全校集会は上級生の姿を見て学ぶ場になっています。

  

研修会の様子

 6月26日(金)と7月2日(木)の2日間、筑波大学附属聴覚支援学校より、鎌田ルリ子先生、江代充先生の2人の先生方をお招きしました。鎌田先生には幼稚部の授業を参観していただき、江代先生には小学部の授業を参観していただきました。それぞれ指導助言をいただき、その後、全体での講演会という運びとなりました。江代先生の講演会には、外部の先生方の参加者も募り、近隣の中学校、特別支援学校の先生方の参加もありました。
  
 <6月26日 鎌田先生の講演会>  <7月 2日 江代先生の講演会>
毎日の子どもたちへのかかわり方や指導方法、「ことば」について、大変貴重で学びの多い
講演会となりました。今後も子どもたちのために、教員一人一人の専門性の向上に努めていきたいと思います。

幼稚部もロジャーさんと一緒に勉強しました


 幼稚部幼児もALTのロジャーさんと一緒に勉強しました。
 今日は「ロジャーさんが好きな果物や動物はな~に?」というクイズで始まりました。幼児たちはロジャーさんの英語の発音を、口元を見ながらを一生懸命に聴き取り、口声模倣で応えました。ことば絵辞典を見ながら「いちご」や「いるか」だということが分かり幼児たちは大喜び。
 英語の活動になりますが、聾学校では聴覚を活用する学習とともに日本語としてのことばの学習にもなります。「ロジャーさん、楽しい活動をありがとうございます。」
 
     
 
 

読書活動の充実(幼稚部)

 幼稚部4・5歳学級では、だんごむしに興味をもったお友達がいたので「だんごむし」の本の読み聞かせを行いました。だんごむしのころちゃんが他の虫たちに挨拶をする場面では一緒に挨拶をしたり、かまきりやもぐらに食べられそうになる場面では一緒にハラハラしたりして、興味をもって聞いていました。特に、「ころころころ…ストーン!」と穴の中に入ってしまう場面がお気に入りで、それぞれ「ころころ…」と声を出して指でなぞって楽しんでいます。
  
読み聞かせのあとで、外にだんごむしを探しに行きました。
 
 大きな石をどけたら、だんごむしがたくさんいてびっくり。宝探しのようにわくわくしながら、次々と石の下をのぞきこむ様子も見られました。
 だんごむしが幼稚部4・5歳学級に仲間入りしました。「葉っぱ食べるんだよ。」と教えてくれたり、くるんと丸くなる様子を真似したりするなど、だんだん、だんごむし博士になってきました。

陸上大会の激励壮行会

 6月18日(木)に市内平地区の小学校6年生による陸上大会があり、平分校からも2名の6年生が1000m走と100m走に出場します。
 16日の全校集会では選手として出場する6年生の激励壮行会がありました。聾学校の名前入りのユニホームを着た6年生が目標タイム等を発表したあと、小学部5年~3年の児童が応援団になり、大きな声で「フレー、フレー!」と声援を送りました。幼稚部幼児も一緒になって大きな拍手をおくりました。 
 大会当日はみんなで陸上競技場に応援に応援に行きます。小さい学校ですが、2名の6年生は在校生の心あたたかい応援を背に受け、力を十分に発揮してくれるでしょう。
 「フレー! フレー! 6年生!」 「ガンバレー! 平分校!」

  

本て楽しいな!(読書活動の充実②)

 小学部では毎週一回、読書活動の時間があります。今回は小学部1年生と3年女子児童の読書活動の様子を紹介します。
 このグループでは、読み聞かせを中心に読書活動をしています。「あれ?なんだろう?おもしろい!こんど自分で読んでみよう!」と子どもたちが思ってくれればしめたもの。読み聞かせで取り上げた本を、休み時間に手に取る児童もでてきていて、読書の楽しみがじわじわ拡がっています。男の子が多いグループなので、乗り物やお化けの本、科学絵本などが登場することが多いですが、子どもたちの知りたい気持ち、分かりたい気持ちを刺激できるような本をどんどん読んでいきたいと思っています。

                
                 お化けの本を読んでいます。

町探検をしよう(小学部1年生)

 1年生が入学して早2ヶ月が過ぎました。本校幼稚部から進学した3人組もすっかり小学生らしくなってきました。そこで最近の授業の様子を紹介します。一年生の授業には生活科があります。学校探検を終えて、最近は学校の周りの様子に関心を持つようになってきました。聾学校平分校がある草野地区を中心に、交通安全上のルールを身に付けたり、草野地区のお店や公共施設に関心を持ったりする学習をしています。今年の一年生が男の子3人組ということもあり、乗り物大好き、自動車大好きだったので、一番最初に関心を示したのはガソリンスタンドでした。おうちの方と立ち寄った経験もあり、ガソリンスタンドについて、どんなところなのか、それぞれの経験をもとに話し合い活動をしました。その過程で、給油機と洗車機を作ってみようということになり、段ボールで作りました。制作したり遊んだりするのも楽しいのですが、聾学校なのでしっかり言葉の勉強もしました。楽しい経験を共有しながらの話し合い活動は言葉の習得につながります。これから学校の周りにどんどん探検に出かけたいと思います。

      
洗車機 幼稚部と一緒に試運転しました      後ろに見えるのが給油機です

むしばよぼうデー

 幼稚部には歯みがきが嫌いなワニくんと、歯みがきが好きなワニちゃんが遊びにきてくれました。虫歯になってしまって泣いているワニくんが登場したときに、子どもたちは今までの自分の経験から、「はいしゃさんにいけばいいんじゃない?」「はみがきをする。」などの意見を出していました。「は」「くち」「むしば」「はみがき」などの言葉に触れながら、自分の歯の汚れ具合を見るために赤く染め、養護教諭の先生からは、優しくみがく、細かくみがくなどブラッシングの仕方についても教えてもらいました。
 
 
 学校では歯の仕上げみがきのときに、「あー」と声を出しながら奥歯をみがいたり、「いー」と声を出しながら前歯をみがいたりしています。生活の流れの中で、口や舌の筋肉を動かしたり、息を調節したりすることを意識して活動を行っています。
 みんなの歯は、とてもピカピカになりました。

学級討論会をしよう(小学部6年生)

  5月29日(金)に交流学校の草野小学校で、学級討論会に参加してきました。肯定派と否定派にわかれてそれぞれの主張を出し合ったあとに、討論を聞いていたグループが結論を出すという流れで行いました。討論のはじめには聾学校の児童から「話すときはマスクをはずして口元を見せて欲しい」ことや「はっきりゆっくり話して欲しい」ことなどを、草野小学校の児童にお願いしてから始まりました。
 討論のテーマは「幽霊がいるのかどうか」「学校でのシャープペンシルの使用は是か非か」でした。討論ではFM補聴システムを使いました。討論中はダイナマイクというマイク型の送信機で児童の意見をひろって、聾学校の児童が聞き取りやすいように配慮して進みました。
 聾学校の児童の感想です。「討論の進め方がよくわかりました。」「いろんな意見があるんですね。」とのことでした。普段は、児童2名と担任で授業が進むため、大人数での討論会では様々な気づきがあったようです。


   

読書活動の充実


 本校では学校経営運営ビジョンの取り組みの柱として「読書力と社会性の育成」というテーマを掲げています。読書活動については、読み取る力や表現する力など言語力を高める活動につながることから、本校では様々な形で取り組んでいます。
 
 毎月初めにはいわき市の移動図書館がやってきます。幼児児童は、学校の図書館にはない本を目を輝かせながら選び何冊も借りています。教室に戻ると、さっそく借りてきた本を広げて見入っていました。

  

ALT のロジャーさんと勉強しました。

 5月28日(木)にALTの先生による英語の授業が行われました。
 聾学校でも、普通小学校と同じように、5年生と6年生で週1時間の外国語活動の時間があります。その他の学年と幼稚部は、月に一度、ALTのロジャー先生と遊んだり、給食を食べたり、英語でいろんなことを教えてもらったりしています。どの子もロジャー先生との勉強を楽しみにしていて、今回も大変楽しい時間を過ごすことができました。

 聾学校の英語というと「発音は大丈夫かな?」「ききとれるのかな?」と心配がありますが、聴くという面では日頃の勉強と全く同じです。「なんて言ったの?」と耳をそばだててロジャー先生のお話をきいていますよ。そしてまねようと頑張っています。ロジャー先生も分かりにくいときは絵に描いたり、カタカナを書いたり、いろいろと工夫してくださいます。英語に親しみながら、ロジャー先生と楽しい時間を過ごすことができました。

   


 

平成27年度 後援会総会が開催されました

  聾学校平分校の応接室にて平成27年度後援会総会が開催されました。会員の皆様におかれましてはご多忙の中、総会に出席していただきまして、まことにありがとうございました。
 分校長からは、学校行事や交流している小学校、保育園との交流の様子や、後援会の皆様からお預かりした会費の使用用途などについて、パワーポイントで紹介がありました。会員の皆様は笑顔を浮かべられ、時折拍手がわき起こるなど、和やかな雰囲気の中で見入っていらっしゃいました。
 
 今年度の後援会総会も、活発な意見の飛び交う、会員の皆様の熱い思いが込められた
総会となりました。本当にありがとうございました。
 会員の皆様からいただいた会費は教育活動の充実に向け、大切に使わせていただきます。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。 

田植えを行いました。


 5年生の児童は、交流及び共同学習を行っている小学校の田植えに参加しました。
ぬるぬるした田んぼの中に入って、足をとられながらも、一本一本大切に苗を植える経験をしました。この苗は餅米の苗で、秋の「交流秋祭り」では収穫した米で餅つきをして食べることになっています。
 社会科の授業では農業について学習することになっており、この経験が様々な学習にも生きてきます。

  

聾学校の掲示(ことばを豊かに!)

 聾学校での言語指導は、日々の学習の中で特に力を入れている分野です。平分校の校舎の中を歩くと、そこかしこに「子どもたちのことばを豊かにしよう」という気概あふれる掲示物があります。それらを見ると、聾学校でどのように言葉を扱い、子どもたちにことばの習得を促しているか見えてくると思います。

 


 

 上の写真は、子どもたちに人気の妖怪を題材にした掲示物です。「妖怪にはことばのなぞがかくされているので~す」とあります。聾学校のみんなに知って欲しい言葉だらけなので、勉強してねという先生の思いが伝わってきますね。
 「さむがり」の絵を見てみましょう。妖怪を説明する穴あき文になっています。子どもたちは、穴にどんな言葉が入るのか考えます。さらに「さむがりってどんなひと?」との問いかけに、付箋をはってやりとりします。「さむがり」を的確に説明している付箋もあれば、こんな言葉の理解だったんだ!とおもわず頭をひねってしまうものもあります。 付箋ひとつひとつに赤ペンでさらに思考をうながすコメントが書かれています。
 言葉を注入するのではなく、自分で考えて「あー!そういうことなのね」と納得してことばを学んで欲しいという先生の願いあふれる掲示物です。

交流春の大運動会

 5月17日(日)に草野小学校と合同で「交流春の大運動会」が行われました。土曜日はあいにくの雨となり翌日に順延になりましたが、運動会当日は晴天となり盛大に運動会が実施されました。連休明けから本格的な練習が始まり、平分校と草野小学校を行き来する生活が続いていました。本番では、そうした練習の成果を出し切り、力一杯がんばる児童の姿が見られました。また、草野小学校の児童とも交流を深めた運動会でした。

    
 鼓笛演奏(6年生)フラッグで参加       だるまはこび(1・2年生)

    
80m走(3年生)2位入賞しました    入場行進 1年生はプラカード保持者になりました。

本校の運動会は地元の小学校と共同開催です。健聴児の中で活動することで、自分のコミュニケーション能力がどの程度通用するのか試すチャンスになります。団体種目の勝ち負けに一喜一憂したり、運動会の係活動を草野小学校の児童と協力して頑張ったりするなかで、同年齢の友達とわかり合う経験を積むことができた運動会でした。

交流運動会の練習がんばっています


 小学部は近隣地域にあるいわき市立草野小学校と交流及び共同学習を行っていますが、運動会も「交流春の大運動会」という形で合同の運動会となっています。
 
 連休明けから本格的な練習を積み重ねてきました。最上級生の6年生は平分校の校旗をもって入場します。また、児童はそれぞれの学年の種目に一緒に参加するので、個人種目では着順に一喜一憂する場面もあります。さらに、団体種目では同学年の集団に入って共に活動することの喜びを味わうことができます。 
 交流春の大運動会は5月16日(土)に草野小学校で行われます。雨天時は翌17日(日)です。
児童の元気なたくましい姿を是非ご覧下さい。

  

母の日のプレゼント

 幼稚部4・5歳の学級で、母の日のプレゼントを作りました。写真を見ながら描いた似顔絵を、色を塗ってかざりつけた写真立てに入れました。「ママにはないしょにしよう。」「しーだよ。」など、子どもたちは「ないしょ」なことに、わくわくしながら活動に取り組みました。
              
  
 幼稚部では、活動を振り返ったり、友達同士で共通の話題で話をしたり、家族とやりとりをしたりする手段の一つとして、毎日絵日記をかいて、目に見えるかたちで残すようにしています。今日も「プレゼントだれがだれに渡すの?」「なんて言って渡そうね。」など、絵日記をもとにしてやりとりをしました。
 それぞれが、ちょっと恥ずかしそうな表情や誇らしげな表情で「まま、ありがとう。」と声で伝え、できあがったプレゼントをお母さんに渡すことができました。
 

日々の授業(小学部5年算数)

小学部5年生の算数の授業です。聾学校でも、通常の小中学校と同じ教科書を使って授業が行われています。しかし、そこは聾学校なので、どんな授業でも言葉を非常に大切に扱って日々の授業が行われています。
 この授業は「直方体や立方体のかさの表し方を考えよう」という算数の授業です。
先生と活発にやりとりしながら授業が進みます。注目して欲しいのが黒板です。耳からの情報だけでは大切なことが流れてしまうことがあるため、授業の中で押さえて欲しいキーワードが囲み枠のなかにしっかり書かれています。書き方もチョークの色を変えたり、囲み文字にしたりして、押さえて欲しい言葉が一目瞭然です。
また、黒板の下側には沢山の短冊がぶら下がっていますね。これは、授業の中で取り上げた言葉が書かれた短冊です。一度の授業だけでは定着が難しい場合は、いつでも確認できるようにする工夫です。聾学校ならではの言葉を大切に扱う授業です。

     

春の遠足


 4月28日(火)、素晴らしい晴天の下、春の遠足で勿来の関公園に行ってきました。 
 
 幼稚部は保護者と一緒に現地集合・解散でしたが、小学部は電車を利用し、公園までの坂道をがんばって歩きました。高学年の児童の中には自力通学に向け、電車を利用して練習している児童もいますが、今回は一年生も含めて自分で切符を買って、往復1時間の電車の旅を満喫しました。
 幼稚部幼児も大好きなお父さんやお母さんと一緒に遊具で遊んだり、お弁当を食べたりして楽しい遠足となりました。
 

  
 

  

PTA総会


 4月27日(月)に授業参観、学級懇談、PTA総会があり、大変お忙しい中保護者の皆様に参加いただきました。PTA総会では今年度の活動計画や予算案が審議されたあと、役員の選出が行われました。旧役員の皆様、お疲れ様でした。新役員の皆様、よろしくお願いいたします。
 

 

たんじょうかいをしたよ

4月うまれのおともだちの誕生会をしました。
お誕生者のリクエストで、みんなでプリンを作りました。たまごを「ぱかっ」と割ったり、泡立て器で「ぐるぐる」混ぜたり、真剣な表情で取り組んでいました。
おともだちからプレゼントをもらったり、みんなで歌を歌ったりして、とても楽しい会になりました。
ろうそくの火を「ふぅ~~」と、一息で消せるようになった姿に、頼もしさも感じました。
たんじょうび おめでとう!
 
  お花のアーチで迎えました。          「ふぅ~~~~!」
 
    プレゼントをもらったよ。           プリンできあがり!

入学・進級おめでとう会


 4月17日(金)に平分校で入学・進級おめでとう会を行いました。
 11名のうち、入学生は小学部1年生の3名、他はみんな進級です。みんなで新入生を迎えたあと、新入生、在校生ともに自己紹介をし、プレゼントを贈呈したり、みんなでダンスを楽しんだりしました。
 平分校全体の活動は高学年の児童が中心になって会を企画・進行します。高学年の姿を低学年の児童や幼児たちが見て学ぶ機会ともなり、このような活動は貴重な学習の場となっています。

  

  

歯科検診


 きょうは、歯科検診がありました。幼稚部、小学部ともに、ほとんどの幼児児童が「虫歯なし」でした。また、歯垢や歯肉炎などのお口の異常もなく、日頃から歯磨きをしっかり行っている成果が確認できた検診でした。歯とのおつきあいは一生涯続きます。これからも、しっかり歯磨きをして、バランスの良い食事を心がけ、ピカピカの歯を守っていきたいと思います。
  
 「虫歯なし」のカードをもらいました。  しっかり口を開けて受診できました。

小学部と草野小学校との交流及び共同学習が始まりました


 本校の小学部はいわき市立草野小学校との交流及び共同学習を行っています。これは、30年以上も続いているもので、合同の運動会をはじめ、交流秋祭り等の行事を一緒に行ったり、教科の学習を草野小学校の児童と一緒に学んだりしています。 分校の中では小人数の授業を通して基礎的な力をしっかりと身に付けるようにしており、交流及び共同学習においては同学年の多人数の中で社会性や他者とのかかわりを身に付けるようにしています。
 
 今年度は4月15日(水)に交流1年生を迎える会があり、自己紹介をしたり、一緒にゲームをしたりしました。平分校の1年生3名も大きな集団の中に入って元気に活動しました。また、全体での活動が終わった後はそれぞれの学年の交流学級に入って活動しました。 
 交流及び共同学習は幼稚部でも近隣の保育所と取り組んでいます。

  

  

じぶんのかおをかいたよ

 今週の金曜日に、入学・進級おめでとう会が行われます。幼稚部では、自己紹介をすると  
きにみんなに見せる、自己紹介カードをつくりました。
  
  
 「パイナップルとりんごと、さくらんぼと…」「いっぱいあってなやむね。」など、先生とやりとりをしながら、好きな果物、好きな動物を一つずつ決めて、絵を描きました。自分の顔も「目はどこにあるかな?」「髪の毛は長い?短い?」など話をしながら、描くことができました。  

図工で「希望の花」を描きました


 南相馬市で開催される「ハッピー・フラワー・プロジェクト"希望の花を咲かせよう"」プロジェクトに平分校の児童が描いた作品を展示してもらうために、図工で「希望の花」を描きました。
 児童たちは花の写真を参考にしながらも、「どんな花を描こうかな?」と、真剣に考えながら「希望の花」に挑戦しました。
 

  

放課後子ども教室の開室式がありました

 聾学校平分校では、平成22年度から福島県放課後支援事業の一環として、「放課後子ども教室」を設置しています。
 本校の幼児児童は居住地がいわき市内に分散しており、下校後や休日等近隣の子どもたちと遊ぶ経験があまりありません。「放課後子ども教室」は迎えを待つ時間帯に、幼稚部と小学部の子ども同士が一緒に遊んだり、大きい子どもが小さな子どもの面倒を見たりする貴重な触れ合いの時間にもなっています。
 開室式では、本事業を委託されている母子訓練センターの先生の話や「放課後子ども教室」の先生方のあいさつを聞いたあとに、一人ずつ、楽しみにしていることの発表を行いました。
 
「体育館で遊ぶのが楽しみです。」「お楽しみ会を楽しみにしています。」「みんなといっぱい遊びたい。」など、それぞれが自分の言葉で、楽しみにしていることを発表することができました。

小学部合同の体育


 小学部は1年生~6年生まで合同で体育を行います。内容によっては学年のグループに分かれて行うこともありますが、今週から授業が始まり、しばらくは集団行動と体力づりが中心になり、全員一緒に活動します。新1年生も今日が2回目の体育です。上級生を見本としながら一緒に活動しています。
 

  

ジャガイモの種イモを植えました


 小学部6年生の2名がジャガイモを使って光合成の実験を行うため種イモを植えました。自分たちで花壇の草むしりを行い、鍬やスコップで耕したあとに畝を作って作業しました。実験がとても楽しみです。

 

たんぽぽべんとう

今日は久しぶりの晴れ。少し風は冷たかったけれど、子どもたちは外に飛び出し、元気いっぱい体を動かしました。
 
 「あ、あった!」「こっちも!」「みつけた!」
ブランコやすべり台の近くに咲いていた、たんぽぽも見つけました。
たんぽぽをたくさん集めて、木の枝をお箸に見立てて、

「たんぽぽべんとう、いただきます!」

「家庭の交通安全推進員」の委嘱状交付式がありました


 平中央警察署草野駐在所のおまわりさんが来校してくださり、2名の6年生を対象に「家庭の交通安全推進員」の委嘱状交付式がありました。これは県下の小学6年生を対象に毎年行っているものであり、学校や家庭で積極的に交通安全を推進するリーダになってもらうことを目的としています。
 交付式では2名の児童から「がんばります。」と、頼もしい返事がありました。

  

給食開始

今日から給食がはじまりました。
メニューはハヤシライス、かぼちゃサラダ、はるキャベツスープ、オレンジです。


久しぶりの給食をおいしくいただきながら、お友達との会話もはずみました。

入学式

心配していた天気にも恵まれ、あたたかい日差しのもと、平成27年度の入学式が行われました。ピカピカのランドセルを背負った新入生3名が、元気に入学しました。
       
   入学・進級おめでとう!          校庭の桜も咲きました。

離任式

今日はお世話になった2名の先生方の離任式でした。
在校生と保護者のみなさん、それから巣立っていった卒業生も離任式、お見送りに参加して、あちこちで感謝の言葉や、声をつまらせながらのお別れの言葉などが聞かれました。
笑いあり、涙ありの、聾学校平分校らしい離任式になりました。

本当にありがとうございました!